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尻尾のない日記

イヌグラファーの日常

食器と市場 / 知らないバス

バンコク 市場 バス お寺 / モスク / 教会

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母が食器を買いたいと言うので知っているお店に行くことにした。オートーコー市場の向かい辺りにあるお店で、くまの遺骨を納めるのにベンヂャロン焼きを買い求めたお店だ。あのとき、私はお寺で火葬してもらい布に包んで渡されたくまの遺骨を1年以上そのままで持っていた。そのままにしておきたい気分だった。理由はわからない。1年以上して、そろそろ何かに納めてやろうかと、当時近所だったそのお店に出かけていき、犬の骨をしまっておくのだと言ってお店のおばさんと一緒に選んだ。そんなことを思い出しながらお店のあった場所へ行くとそこには何もなく、移転してしまったのかなと思いながら道を少し戻るとそこに「ベンヂャロン焼き」の看板が出ていた。お店にはおばさんが1人いたけれど、あのときのおばさんかどうかはもう覚えていなかった。ベンヂャロン焼きだけでなく、青白のパイナップル柄の食器や、セラドン焼きも少しある。眺めていると、くまの遺骨が納まっているのと同じベンヂャロン焼きがあった。一瞬、ギーの入るのも今買っておいてやろうかと思ったけれど、縁起の悪いことだと思って止めておいた。母はそこでいくつか食器を買った。向かいにあるオートーコー市場は、私は中に入って見物したことがただの一度もなかった。運河の渡し船に乗るために中を通り抜けたことしかなかった。すぐ裏に10年も住んでいたというのに。よいものがよい値段で売られているつまらない高級市場と思い込んでいた。初めて見て回ったけれど、高くてよいものも扱っているというだけで、安いものもあったし、興味を惹くものもたくさんあった。少し変わったものもあったりしておもしろかった。

 

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バスに乗り間違えた。乗り間違えたというよりも、そもそもよく知らないバスに行き先だけを見て乗り込んだ。バス停で待つのが億劫になるとたまにやってしまう。まっすぐ行くと思っていたバスは途中で曲がりどんどん北上していく。それでも、行き先はわかっていたから遠回りでものんびり行けばいいと思った。普段通らない道を通って見慣れない景色を眺めるのは、見慣れていないというだけで特別おもしろいものがあるわけでもないのにおもしろかった。せっかくそうしてコツコツと遠回りをしていたのに、車掌にこのバスは終点まで行かないと言われて途中で降ろされてしまった。降ろされたところからすぐにまたよく知らない路線のバスに当てずっぽうで乗り、それでもちゃんと目的の場所へ辿り着いた。着いたときにはもう暗くなっていた。

 

2017年2月7日(火)

子猫の成長 / ティラピア

バンコク

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屋根から落ちてきた子猫もずいぶん大きくなった。相変わらず近付くとイカ耳になって背中の毛を逆立てる。散々ごはんをあげているのだからそんなに警戒しなくてもいいのに。

 

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タイに来たばかりの頃は川魚は泥臭いものだと思ってあまり食べなかった。種類にもよるのだろうけど、この魚などはまったくそういうことはない。癖のないふわふわした白い身がおいしい。

 

2017年2月6日(月)

チュアンチュアン / 自動積徳機

チェンマイ パンダ バスターミナル

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チェンマイ動物園に行った。ひさしぶりに見たチュアンチュアンはイライラしているように見えた。警備員や飼育スタッフもずいぶん変わったようで、大きな声を出す観覧客を注意する人もいなかった。デリケートなジャイアントパンダにはあまりよい環境ではないかもしれない。

 

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バスターミナルにお坊さんの人形が置いてあった。自動積徳機だ。試しに小銭を入れてみたらありがたい言葉の音声が流れた。あまりありがたみがない。

 

2017年2月5日(日)

グリーンカレーのチャーハン / 虎の絵

バンコク チェンマイ

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近所のチャーハン専門店でグリーンカレーのチャーハンを食べた。グリーンカレーのチャーハンというのはありそうでないもので、たぶん創作料理に近いものになるのだと思う。しかし、なかったのが不思議なほどによく合う。トムヤムのチャーハンも同じで、おそらくクラシックなタイ料理にはないものだと思うけれど、おいしい。

 

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チェンマイ旧市街にある雲南料理レストランでごはんを食べていると、斜向かいのお店の前によく肥えた犬が寝ていた。食事を終えたあと、レストランを出て肥えた犬を見に行ってみると、そこは絵画の展示販売をしているギャラリーだった。私は水牛の絵があれば欲しいと思いギャラリーの中を少し眺めてみた。すると、一枚の虎の絵があった。虎の表情に凄味のある絵で、一目惚れしてしまった。しかし、少し高かったので、散々迷った挙句に諦めてしまった。何かであんなに迷うこともそうはないと思う。

 

2017年2月4日(土)

フルーツジュースの棚 / 頭を撫でて欲しい犬たち

バンコク スーパー / コンビニ

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紙パックのフルーツジュースの棚を眺めるのが好きだ。いろいろな果物のいろいろな色の紙パックが並んでいてたのしい。

 

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大柄で人懐こい犬がたくさんいるところ、ここを通るとかならず足を止める。犬たちは芝生の上にしゃがんだ私のところに代わる代わるやってきて、頭を撫でてくれとねだる。ねだられるのがたのしい。そうして、つい長居してしまう。

 

2017年2月3日(金)

ブーたちの歓迎 / タイのチャーハン

バンコク

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ひさしぶりに自動車塗装工場のブーたちのところへ顔を出す。相変わらずの歓迎ぶりで、大いに喜んでくれた。

 

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カーオパットはめったに食べない。ただのチャーハンでおもしろみがない、もっとタイらしいものが食べたい。そう思い込み、めったに食べないカーオパットをたまに何かの拍子に食べると、そのおいしさに謝りたい気持ちになる。カーオパットはおいしいタイのチャーハンだ。

 

2017年2月2日(木)

子猫の態度 / 吠えない犬

バンコク

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子猫はいつもの場所にやってくるとかわいい声でごはんを催促する。でも、いざあげようとごはんを持って近づくとシャー!と威嚇する。ずいぶんな態度だ。

 

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高速道路の脇の何もない道にいつも犬が何頭かいるところがある。何もない誰も歩いていないところに私が現れるわけだから、夜ともなるとずいぶん吠える。こういうときに、たいがい1頭か2頭、吠えずに寄ってくる犬がいる。好奇心が強いのか、近付いてきてさかんににおいを嗅ぐ。きっとほかの犬ににおいが着いているのだと思う。いろいろな犬のにおいを着けている人間は、彼らの目にはどう映るのだろう。

 

2017年2月1日(水)