尻尾のない日記

イヌグラファーの日常

バイクタクシー乗り場

ある猫の死 / 夜のヘーン

道路の反対側に猫がいた。薄暗くてよく見えなかったけれど、猫はその猫の体と同じぐらいの大きさの何かにすがるようにしていた。食堂の前だったので大きな川魚の焼いたのでももらったのかなと思ったけれど、それにしては少し大きい。そう思って見ていたらそ…

青空ジム / バイクタクシーのおじさんとヘーン

運河を渡る陸橋の下にムエタイジムを見つけた。人がいなかったので今も使われているのかどうかはわからない。グローブやミットがどこにも並べてなかったからもう閉鎖してしまったのかなと思ったけれど、よくよく考えたら青空ジムだからそんなものを置いてお…

バイクタクシー乗り場の肖像 / ヌアンという名前の犬

通りすがりのバイクタクシー乗り場に亡きラマ9世の肖像がたくさん貼ってあった。誰かがわざわざ剥がすことでもない限り、きっといつまでもこうしてここに貼られたままなのだと思う。 私のにおいをひと通り嗅いだあと、気に召さなかったのかあっちのほうへ行…

自転車屋 / 国鉄

転倒の衝撃でギアがずれたのか、うまく動かなくなってしまった。バイクタクシー乗り場を見つけて、運転手たちに「この辺りに自転車屋はないか」と尋ねる。地域のことはバイクタクシーの運転手がよく知っている。運転手のおじさんたちが、あっちがいいだろう…

野良犬たちのやり取り / バイクタクシー乗り場の犬

隣の路地の野良犬たちが姿を見せると、みんなで体を低くして険しい顔をする。さかんに吠え立てたり、唸って威嚇したり、突然走り出して相手を追ったりもするけれど、実際の攻撃にはなかなか至らない。どれも衝突を避けるためのコミュニケーションで、よくあ…