尻尾のない日記

イヌグラファーの日常

自転車屋 / 国鉄

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転倒の衝撃でギアがずれたのか、うまく動かなくなってしまった。バイクタクシー乗り場を見つけて、運転手たちに「この辺りに自転車屋はないか」と尋ねる。地域のことはバイクタクシーの運転手がよく知っている。運転手のおじさんたちが、あっちがいいだろう、いや、修理ならそっちのほうが、などと相談しているのを待って、最終的に勧められたお店へ向かう。すぐそこだった。自転車屋の主人に経緯を話すと、黙って自転車を眺めて、すぐにてきぱきと動き始めた。あっという間にギアは直った。それから、頼んでもいないのにギア以外のブレーキや車輪などもひと通り見ていく。あちこち調整して、お代を訊くと20バーツだと言う。タイの物価からしても安すぎる。タイでは技術や知識の価値が低い。100バーツ渡したけれど受け取らなかった。こういう人には無理に押し付けてでもお金を渡さなくてはいけないなとあとで思った。まじめに仕事をこなす正直者は少しでもお金を手にするべきだと思う。

 

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ひさしぶりに国鉄を利用した。怪我をしてしまったので、列車に自転車を積んで帰ることにした。駅構内には列車を待つ人がたくさんいて、売店がいくつかあり、犬も寝ていた。日影が多くて、タイルも気持ちがいいのだろう。アユタヤーからドンムアンまでの運賃は20バーツで、貨物車に自転車を載せる料金が90バーツだった。最後尾の貨物車へは自分で自転車を持って行く。貨物車には専用のスタッフが数人いて、自転車を受け取ってきちんと見ていてくれる。どこで降りるのか聞かれ告げておくと、ドンムアンに到着する直前には私の自転車を下ろす準備をしていてくれた。意外ときちんとしている。ドンムアンまでは1時間で着いた。もう少しかかるかと思っていた。列車の旅は風情があるし、数時間なら苦にならなそうだ。今度また列車を利用してどこかに出かけてみよう。

 

2016年12月13日(火)